活用事例
OpenAI Codexは非エンジニアの業務で何ができるか。
事務・営業・企画の実例12
「Codex」と検索すると、プログラミングや開発現場の記事が並びます。それを見て「うちにはエンジニアがいないから関係ない」と閉じてしまった方に向けて書きます。Codexはソフトウェア開発向けに生まれたOpenAIのAIエージェントですが、内部で自分がプログラムを書いて作業を処理するという仕組みのおかげで、任せられる対象はコードに限りません。この記事では、非エンジニアの職種別に、題材になりやすい業務の実例12と、向き不向きの見極め方を紹介します。
なぜ「開発者向けツール」が事務に効くのか
Codexに日本語で指示すると、Codexが必要なプログラムを自分で書き、パソコンの中のファイルを読み、整理し、集計し、文書を作るところまでを一連の作業として実行します。使う人がコードを書く必要はありません。「このフォルダの請求書PDFを全部読んで、取引先別の一覧表にして」という日本語が、そのまま指示になります。ただし、扱えるかどうかはデータの形式・環境設定・権限に左右されるため、後述のとおり「向く業務を選ぶ」工程が欠かせません。
チャットで使うAIとの違いは「貼る作業」が減ることです。チャット画面に材料を貼り付け、結果をコピーしてファイルに戻す使い方では、この往復が人間の仕事として残ります。Codexはファイルの読み書きまで自分で行うため、往復ごと任せられる場合があります。そして事務・営業・企画の仕事には、「手順は決まっているが、毎回手でやっている」作業が集中しています。ここが狙いどころです。
職種別・題材になりやすい実例12
以下は一般にCodexで扱いやすい業務の例です(当社の研修で演習の題材になりやすいものから並べています)。
経理・総務
- 請求書・領収書の整理と一覧化:フォルダ内のPDFを読み取り、日付・取引先・金額の一覧表を作成。ファイル名の統一リネームまで実行
- 月次の売上・経費集計:複数のExcel・CSVをまとめて集計し、前月比つきレポートに整形
- 入金消込の下ごしらえ:入金明細と請求一覧を突き合わせ、一致しない項目だけを抽出
- 社内規程・マニュアルの改定案づくり:改定方針を伝えると、関連ファイルを横断して修正案を作成
営業・営業事務
- 商談後の議事録とお礼メール:録音の文字起こしから議事録・決定事項・お礼メール下書きを一度に作成
- 顧客リストの名寄せ・整備:表記ゆれ(株式会社/(株)など)の統一と重複検出
- 見積書・提案書のたたき台:過去の類似案件を参照し、案件情報を差し込んだ初稿を作成
- 追客メールの一括下書き:顧客ごとの経緯に合わせた文面を複数まとめて作成(送信は人間が確認)
企画・マーケ・採用
- アンケート自由回答の分類:回答を傾向別に仕分けし、レポートに整形
- 競合情報の比較表づくり:集めた資料・サイト情報を観点別の比較表に整理
- 求人票・スカウト文面の作成:職種要件から媒体別の文面を複数パターン作成
- Webサイト・ブログの更新作業:原稿から掲載ファイルへの反映、画像差し替えなどの実作業
始め方:ツールより先に、業務を1つ決める
実例を見て「全部やりたい」と思ったら、いったん立ち止まってください。最初から複数の業務に手を出すと、どれも中途半端になり「AIは使えない」という空気だけが残ります。おすすめの順番は次のとおりです。
- 棚卸し:時間がかかっている割に、判断が要らない業務を書き出す
- 1つ選ぶ:頻度が高く、手順を言葉で説明できる業務を1つだけ選ぶ
- 回る形にする:指示文を定型化し、人間がどこを確認するかを決める
- 横に広げる:1つ目が回りはじめてから、次の業務へ
この「1業務ずつ」の進め方は、当社のCodex実務導入研修の設計そのものです。12時間の研修で、受講者それぞれが自分の業務を1つ、実際に回る状態まで持っていきます。
先に決めておくべき唯一のルール
1点だけ、先に社内で決めておくべきことがあります。Codexに入力してよい情報・いけない情報の線引きです。OpenAIの法人向けプランには入力データを学習に使わせない設定・契約形態がありますが、設定だけでなく運用ルールが要ります。研修では第1回で「公開情報/加工すれば可/入力しない」の3区分表を現場と一緒に作ります。
御社の業務で、どこから始めるべきか
45分の無料AI業務診断で、御社の業務から「Codexに任せられる候補3つ」と着手の順番を整理してお渡しします。診断だけのご利用も歓迎です。
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