費用・助成金
Codex研修の費用と助成金。
実質負担の計算方法
OpenAIのAIエージェント「Codex」の法人研修を検討するとき、最初に気になるのは費用です。この記事では、Codex研修の費用の考え方、人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」を使った実質負担の計算手順、そして2027年3月末の制度期限から逆算したスケジュールを整理します。数値はすべて厚生労働省の公式資料(令和8年5月14日版)に基づきます。
Codex研修の費用は「受講料」と「利用料」の2階建て
見落としやすいポイントから先に書きます。Codex研修にかかる費用は次の2つに分かれます。
- 研修の受講料:研修会社に支払う費用。当社の実務導入研修は1名398,000円(税別)・12時間です
- Codex(ChatGPT)の利用料:OpenAI社に支払う費用。CodexはChatGPTの法人向けプランに含まれる形で利用できる場合があり、既にChatGPTを契約している会社は追加契約が不要なこともあります
助成金の対象になるのは受講料側です。利用料は助成対象外なので、混ぜずに分けて考えてください。
助成金を使った実質負担の計算手順
中小企業が「事業展開等リスキリング支援コース」を使う場合、計算は3ステップです。
- 経費助成を引く:受講料×75%。ただし通学・同時双方向型で10時間以上100時間未満の訓練は、経費助成の額に1人1訓練あたり30万円の上限があります
- 賃金助成を引く:1人1時間あたり1,000円×訓練時間数(対面・同時双方向型のみ。動画視聴型のeラーニングは対象外)
- 助成対象外の費用を足し戻す:ChatGPT/Codexの利用料、機材、交通費などは対象外です
計算例:受講料398,000円・12時間のCodex研修
| 受講料(税別) | 398,000円 |
|---|---|
| 経費助成(75%・支給決定時) | −298,500円(上限30万円の範囲内) |
| 賃金助成(1,000円×12時間・支給決定時) | −12,000円 |
| 実質負担の試算 | 約87,500円 |
要件を満たし、計画届の提出・訓練の実施・支給審査を経て支給決定された場合の試算例です。支給の可否は労働局の審査で決まるため、保証はできません。受講人数を変えた試算は、研修ページのシミュレーターで確認できます。
なお、経費助成の上限が30万円のため、助成率75%では受講料40万円で助成額が上限に達します。受講料が40万円を超える研修では、超えた部分は経費助成の額に反映されません。当社の受講料設定(398,000円)は、この上限に収まる範囲で設計しています。
制度は2027年3月31日で終了予定。逆算スケジュール
事業展開等リスキリング支援コースは令和8年度末(2027年3月31日)で終了予定の時限措置です。手続きには順序と期限があります。
- 訓練実施計画届の提出:訓練開始日の6か月前から1か月前までに、会社が労働局へ提出
- 研修の実施:計画どおり実施し、出席簿・実施記録を残す(研修費は会社がいったん全額支払い)
- 支給申請:訓練終了日の翌日から2か月以内
2027年3月末までに研修を終えるには、遅くとも2027年2月に開始し、その1か月以上前に計画届を出す必要があります。社内調整や研修会社との日程確定を含めると、実質的な検討期限はさらに手前です。
費用で研修を選ぶ前に確認したい3点
- 10時間以上・同時双方向型か:10時間未満の講座やeラーニングは、制度の対象外や賃金助成対象外になります
- 申請に必要な書類を研修会社が用意するか:カリキュラム・実施記録・出席簿・修了証。ここが揃わないと支給申請で詰まります
- 「申請代行込み」をうたっていないか:申請書類の有償代行は社会保険労務士の独占業務です。申請は自社または顧問社労士が行う前提で、役割分担が明確な研修会社を選んでください
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